委員会ブログ
【Focus!!⑤】唄人羽(うたいびとはね)本多 哲郎 氏
こんにちは!JCI FUKUOKA 発信委員会の津田です!
当委員会では福岡JCの偉大なる先輩たちや福岡にまつわる著名な方々にお話を伺うインタビュー記事【Focus!!】を連載していきます。
今回5回目にFocus‼させて頂くのは福岡JCの2021年度テーマソング「HOPE to NEW ERA」を歌って頂きました!唄人羽(うたいびとはね)の本多哲郎さんです!!
本多哲郎(ほんだてつろう)
1979年8月2日生まれ
血液型:AB型
1999年メジャーデビューからCD、DVD等、約30枚をリリース、音楽活動歴20年を超える経験を今日語っていただきます!
Q .早速ですが福岡JCの2021年度テーマソング「HOPE to NEW ERA」を作詞作曲に関しては、当委員会の津田がさせて頂きましたが、歌って頂きました感想をお聞かせ頂けますでしょうか?
そうですね、翼くん、津田くんとは昔からの知り合いでしたし、信頼していましたのでスムーズにやりとりができて楽しく歌うことができました。
曲と歌詞を聴いた時に、コロナ禍の内容も含まれている事を感じて
福岡JCの皆さんと、この曲を聴いてくださる皆様の後押しをできるように精一杯歌わせて頂きました。
Q.ありがとうございます!素晴らしい歌声で感動しました!本多さんは、もともと福岡JCの事をご存知でしたか?
デビューしてすぐ上京したので、福岡JCの方々とお話する機会はなかったのですが福岡に帰ってきて飲食店を経営されているメンバーの方とお話する機会がありまして
すごく頑張っている人がいることは知っていました。
Q.我々福岡JCは、街の為、福岡の街がより良くなるように活動しているのですが、アーティストである本多さんの目線からもっと福岡の街に求めることはありますか?
僕としては、福岡は100点だと感じております。一度東京に出た身ですので、それは福岡に帰ってきてより強く感じました。
地元の人を応援する気持ちがとても強く、福岡の県民性にとても救われました。
交通の利便性は言うまでもありませんよね。
なので、どこを見ても素晴らしい街だと感じております。
Q.2021年度の福岡JCにはたくさんの委員会があるのですが、その中で「福岡のアート」に関連する事業をする委員会があります。ざっくりした質問になってしまいますが、福岡の街のアートについてどう感じられていますか?
福岡でアーティスト活動をされている友達は何人かいて、アーティスト個々の発信力は凄いなと思います。
ですがまだムーブメントになっている印象はなく、街を歩いていたらアートがあるような感じになるといいなぁと思いますね。
Q.福岡JCが作った事業で「中洲JAZZ」はご存知でしょうか?
「中洲JAZZ」については、もちろん認識しております。僕たちの音楽のスタイルはフォークでポップだったのでJAZZって感じではなかったので、とても敷居の高いイメージでしたが、聴く人も演者もハイクオリティな人々が集う素晴らしいイベントだなと思います。
そして、ネーミングがとても良いなと思いました。天神JAZZでも、祇園JAZZでも、しっくりこなかったかなぁと思います。
「中洲JAZZ」とてもいいタイトルだなと思います!
Q.唄人羽さんは、20歳の時に福岡の街から羽ばたいてメジャデビューされたと思うのですが、その時の意気込み、どんなモチベーションだったのか、お聞かせください。
そうですね、当時は自分たちの周りの大人の勢いがすごくて、ファンだったり、関係者の方々だったり自分たちにも誰にも止められない渦というか波に飲み込まれているような感覚でしたね。
その波に合わせて、自分たちを変化させて足並みを揃えるのが当時は精一杯でしたね。
正直、不安でしかなかったです。
幼い頃から音楽の教育を受けてきたわけじゃないので、感覚だけで作曲して、歌っていただけなので自分達の実力が通用するのかどうか不安で、東京に行ってデビューしてから下積みをするような感じでしたね。
Q.作詞をする時に、なにかテーマを持って書いたりする事はありますか??
毎回アルバムを制作する際に、戦争をテーマにした曲を1曲入れるようにしています。
例えば「プロペラ」という曲では知覧特攻隊の乗組員が飛行機で飛び立つ時の、景色や心はどんな心境だったのかを描いています。
僕の祖父が特攻隊の教官を長崎でしていました。
その事を孫の僕ら世代には伝えなかったのは、どんな意味だったのかを今でも追いかけながら、詞を書いています。
Q.なぜ、戦争をテーマにしようと思ったのかお聞かせください。
風化させたくないという思いからです。戦争を語る方々がいなくなってしまう。
せめて自分達が祖父や、戦争体験者の方に触れて感じた事を、音楽を通じて感じてもらう中でそれぞれの考えで平和や戦争について考えて欲しいという想いがありました。
Q.ありがとうございます。本多さんから若者に対して、我々30代中心のJCメンバーも含めコロナ禍で思うように活動できない若者に対してなにかエールを頂けますでしょうか?
コロナによって、自分たちが若い頃当たり前にできていたことができなくなってしまった若い子達は本当に可哀想に思います。
それでもコロナ禍だからこそ生まれるアート、新しい学び、遊びを発見して欲しいなと思います。
偉そうな事は、僕は何も言えませんが30代は、いい意味でケンカできる年代なんじゃないかと思います。
心と心のぶつかり合いができる、倒れてもまたすぐ立ち上がれるそんな年代だと思います。
時々、傲慢になってしまったりする事があるかもしれませんが、その時は仲間の声に耳を傾けて、優しさを持って前に進んでいって欲しいなと思います。
そして新しい事にどんどん挑戦して、福岡を、日本を元気にして欲しいなと思います。
【あとがき】
インタビューを終えて、帰り道に唄人羽さんの曲をずっと聴いていました。
本多さんの人柄に触れ、デビュー当時の心境を知り、一つ一つ紡ぎ出される歌詞の背景を知った後に聴く唄人羽さんの曲は、更に格別でした!!
個人的には地元の音楽の大先輩である、本多さんに自分が作った曲を歌って頂けてとても嬉しかったです(^^)
本多哲郎さん、この度は本当にありがとうございました!!!!!!
~【Focus!!⑤】唄人羽 本多哲郎さん~
インタビュアー:JCI FUKUOKA発信委員会 委員長 原 翼
ライター:JCI FUKUOKA発信委員会 拡大幹事 津田 浩
カメラマン:JCI FUKUOKA発信委員会 副委員長 板谷 和樹