理事長ブログ
順応力
福岡では桜が散り、桜は来年の開花に向けて、粛々と準備を始めています。そして、この時期に迎えるイベントとして思い浮かぶのは、入学式ではないでしょうか?皆様のお子様や知人にも、そういった人たちがいると思います。私の長女、長男は昨年、入学のタイミングでしたが、入学式は行われませんでした。親としては、是非ともそういった節目を大事にしたいと考えておりましたが、中学に入学した娘は意外にも「この時代だからこその経験。仕方がないし、どう楽しい生活にするかは結局自分たち次第。」っと、親の私よりも大人な想いを話してくれました。きっと強がりな部分もあるかもしれませんが、大人が思っている以上に、こども達の世代は、順応力が優れていると感心しました。
同時に、これは我々大人に対してのメッセージでもあるような気がします。経験というものを大事にしている自分たちが、その経験をしていないことへの順応力と、経験をしていないからこそ自然に対応できる順応力は違います。青年会議所ではよく「頭でっかちにならずに、汗をかけ」とか、「やれない理由を探すより、やれる方法を探せ」などの言葉が出ます。私も入会時によく言われていましたし、そんなことを言われたことも余りありませんでした。っというよりも、言われてもピンとこなかったというのが正しい表現になります。
少し前の話になりますが、3月より理事会を含む各種会議をハイブリッド開催で実施を行いました。ハイブリッドとは、リアルに会場に集まる方と、何らかの理由により会場に来れないメンバーに対してオンラインでも参加できるシステムを導入して、双方が参加出来る開催方法をハイブリッドと言います。
このハイブリッドは、昨年段階から何度か取り組まれ、平等に機会を提供する団体として、これからも上手に取り込んでいきながら、効率的に活動を推進していく為には必要なシステムであると考えます。また、我々のこども達の世代では、オンライン授業も取り入れられています。
汗をかいてなんぼ。集まってこそ力になる。これらはいつの時代においても必要なことです。しかし、これからZ世代といわれる方々も入会対象者になってきます。古き良き伝統や文化を学び直しながら、これからの時代に順応する必要性も考えていかなければなりません。こども達やZ世代の無限の可能性を拡げられる責任世代の我々が、柔軟な考えを持ち、時代にあった変化を繰り返しながら、進化していくことこそが、これからの新時代に求められると考えます。
緊急事態宣言や時短要請が解除された福岡。考えることしか出来なかった期間は終わりました。感染に気を付けながら、明日のために行動する。今しかできない、我々にしか描けない夢を新しいカタチで。引き続き共に頑張って参りましょう。