理事長ブログ

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2021年05月17日

positive change

我々が住み暮らす福岡においても、3度目の緊急事態宣言が発令され、一週間が経過しようとしています。三密防止、不要不急の外出を控える行動制限、更には時短要請と、全ての方が影響を受けていることと思います。

この背景には、感染拡大によって医療体制のひっ迫していることが原因です。感染された方々の一日も早い回復を心から願いますこと、医療従事者の皆様への感謝を忘れることはありません。

 

そのような中、現在オリンピックを開催すべきか?中止か?の論争が行われています。新型コロナウイルス感染によって大切な方を亡くした方、感染された方、はたまたそうではない方が混在するわけですから、答えを出すのは本当に難しいことです。

これはオリンピックに限られることではありません。社業においても、また青年会議所の運動においても、一つ一つを決断することが困難な時代であります。

 

しかしながら、青年会議所には団体としての使命の中に、positive changeという言葉があります。1951年に日本に青年会議所が設立された背景にも通ずることではありますが、地球に住み暮らす生命が平和、そして幸せに生活が出来ているのであれば、青年会議所は存在する意味はないでしょう。それぞれの個人や地域、国において課題があるからには、それらを解決に向けた運動を展開する。そしてその経験によって人間として成長していく。その波紋が広がれば、きっと素晴らしい世の中になると信じて設立され、活動をしているわけです。

 

だからこそ、我々青年会議所に所属しているメンバーは如何なることがあろうとも、それがどんなにネガティブだとしても、ポジティブなものに変えていけるかを考え、行動をしなければなりません。

 

オリンピックの開催有無も大切です。でも開催まで100日を切った今、開催の有無だけを議論して良いのでしょうか?中止ならこうする。開催するならこうする。といって議論がもっともっと行うべきであると考えます。

例えば、青年会議所でオリンピックを開催するのであれば、敗戦後の日本を世界の舞台に返り咲かせたのは、やはり高度成長期におけるMade in Japanブランドではないでしょうか?明治の文明開化も高度成長期も、我々の先人である方々の諸外国の真似ではなく、モノづくり日本、This is Japanというモノや精神を世界中に知らしめたからこそ、今の日本があります。

っと考えると、オリンピックが無観客で行われたとして、世界トップクラスのモノづくり国として、知恵を絞り合いながら、現地に行けなくとも臨場感や興奮を与えるOmotenashi精神、テクノロジーなどを屈指し、リアルを超えたリアルを提案する。オリンピックを通じて、今一度モノづくり国日本を世界に証明する最高の舞台としてオリンピックを使う考えも大切ではないでしょうか?そもそも誘致を決めたプレゼンテーションで作られた映像にも、それに近いアイディアが盛り込まれていました。あくまでも一例ではありますが、やるからには大義が必要ですし、開催が目的ではなく、人々がワクワクし、感動を与え、勇気に変換されなければなりません。

逆に中止だとしても、経済復興の起爆剤として、次の大会は無理でも、その次は絶対取るんだ!!っという気持ちとアクションが必要ではないかと思います。

 

否定や無視は簡単ですし、アフターコロナのことは誰でも考えれます。人命がかかる感染拡大防止に最大限留意しながら、Withコロナの中で如何に考え、アクションを起こすかが大切ですし、それこそがコロナを乗り越えた先の時代に必要なものになると確信しています。

これまでの時代と異なり、リスクが伴うことが多い今。リスクを恐れずチャレンジするのではなく、如何にリスクを一つ一つ潰して、力強く一歩を踏みしめるかが重要です。そんな今だからこそ、positive changeは今を変える大きな一歩となるでしょうし、そうであって欲しいと強く願っております。

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